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オウケンブルースリ

京都大賞典 オウケンブルースリ

 今週から関西も舞台を阪神から京都に移して秋競馬本番を迎える。日曜メーンの京都大賞典には昨年の菊花賞馬オウケンブルースリが出走する。今春の阪神大賞典で7着に敗退後、馬体立て直しのため休養。ここで賞金を加算しなければ天皇賞・秋やJCに出走できない危険もあり、復帰初戦から勝負気配が漂う。

 久々でも決して叩き台ではない。ここで好勝負して賞金を加算しなければ、今秋の路線が全く見えてこない。昨年の菊花賞馬オウケンブルースリが、思い出の京都で1年ぶりの復活Vに挑む。

 ディープスカイダービー馬に輝いた翌週の中京で初勝利を挙げたオウケンブルースリ。夏を境にメキメキと頭角を現して、菊花賞では自慢の豪脚で他馬を圧倒してGI制覇を達成した。しかし、今年初戦の阪神大賞典では泥田の馬場に苦しみ予想外の7着に敗退。その後、蓄積していた疲労が一気に噴出し、予定していた天皇賞・春と宝塚記念をパスして休養に入った。

 栗東に帰厩したのが9月10日で、坂路を中心に先週まで5本の追い切りを消化。「腰の状態が良くなり、体がふっくらして先週の時点で492キロ(菊花賞時484キロ)。3歳の頃は装鞍所で立ち上がったりしたが、今はそんな若さも見せない」と塩津調教助手は気性面の成長を強調する。

 先月30日の1週前追い切りは、坂路でカンパニー(牡8、OP)と併せて4ハロン52秒0-38秒3-12秒9(一杯に追う)。けいこ駆けする僚馬に必死に食らいつき、眠っていた闘争心にようやく火がついた感じだ。「当週にビシッとやれば仕上がりそう。久々だけにレース勘が戻ってくれば…」と音無調教師は潜在能力に期待を寄せる。

 菊花賞馬は古馬になってから大成するケースが多いが、その中でも、春のクラシック不出走の馬の活躍ぶりは特筆できる。まだ体ができていない3歳春にハードなレースを経験しなかった分、伸びしろが大きいのだろう。

 オウケンも今回でまだ10戦目と無理使いしていない分、大成する可能性は十分あるはず。まずは京都大賞典で昨秋の力強い走りが見られそうだ。(片岡良典)


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